普段は別注の製作例は載せられないのですが
今回は所属町会の一般用半天を作りましたので紹介します。

町会半天 大紋

町会半天 大紋

大紋は牡丹文字で「横山町」

昔の半天は衿下一寸(3.8cm)に大紋を置くことが多いのですが
見やすいように5cm下に大紋を染めております。

役員用は縞柄ですが、一般用は無地で染めてあります。
大紋と衿文字は同じ文字ですので、ひと目でどこ所属か
わかります。

町会半天 えり

町会半天 えり

衿文字は「流れ三つ巴に横山町」

神田明神の御神紋です。
神社の紋などを入れる場合は
必ず許諾を取ってからにしてください。

 

町会半天 袖裏

町会半天 袖裏

袖裏には大六柄を縫い付けております。

大六とは江戸時代の人力車のことで(大八車の小型版)
大人6人分の力強さを意匠化した柄です。
袖はまくらずに、神輿を担いだときにチラ見せが粋かと思います。

町会半天 裏 脇

町会半天 裏 脇

生地は綿シャンタン生地

シャンタンとはもともと絹織の一種です。
横に太い糸を打ち込んであり、凹凸のある生地です。
紬より薄く高級感があるので半天生地によく使われます。
脇はほつれないようロック縫い(別料金)